ワイシャツのアイロンがけが上手くできず困っていませんか?ワイシャツを洗うとシワシワになってしまい、毎日アイロンをかけるのも一苦労。ときには「シワが残ってしまう…」ということもあるでしょう。そこで、面倒なワイシャツもキレイに仕上げられる、アイロンがけのコツをご紹介します!
- [ 目次 ]
- アイロンがけは少しの意識でグッとキレイに簡単に!
- アイロンがけをラクにしたいなら、意識すべき2つのコツ
- アイロンがけのコツ①:洗濯時〜干すときに意識すること
- – たたんで洗濯ネットに入れる
- – 脱水の時間は短めでOK!
- – タテヨコにしっかり伸ばしてからハンガーに干す
- – ハンガーは、ワイシャツの肩幅に合うものを選ぶ
- アイロンがけのコツ②:アイロンがけのときに意識すること
- – 生乾きの状態でかけるのがベスト!
- – アイロンの重心は、やや後ろに掛かるように持つ
- – 必ず左手でワイシャツを整えながらアイロンをかける
- – アイロンはじっくり当てて、動かしすぎない
- 正しいアイロンのやり方でワイシャツのシワをゼロに!
- アイロンをかける前にそろえよう!必要な道具
- 正しいアイロンのかけ方・手順
- まとめ
アイロンがけは少しの意識で
グッとキレイに簡単に!
ワイシャツを洗濯して、くしゃくしゃになってしまった経験は誰しもあるのでは。毎回アイロンがけをしているけれど、「なかなかシワが取れない!」とうんざりしている方も多いでしょう。しかし、ちょっとポイントを押さえれば、簡単・キレイにアイロンがかけられます!
アイロンがけをラクにしたいなら、
意識すべき2つのコツ
アイロンがけをする際には、実は①洗濯時~干す前に意識することと②アイロンがけをするときに意識することの二つに分けられます!「面倒だな~」と思うこともあるかもしれませんが、あとあと何度も何度もアイロンがけをするよりは断然簡単なはずです!やってみると、ひと手間がアイロンがけのタイミングで効いてくることが実感できると思います。
下記では、それぞれについて詳しく紹介します!
アイロンがけのコツ①:
洗濯時〜干すときに意識すること
●たたんで洗濯ネットに入れる
ラクチンなアイロンがけのためには、実は洗濯機にワイシャツを入れるときから差が付きます!
シワがついてしまうのは、脱水中。強い遠心力で水分を飛ばしている際に、ワイシャツには負担がかかり、型崩れになってしまうことも。
脱いだまま洗濯機に放り込む前に!簡単にたたみ、そのたたんだサイズと同じくらいのネットに入れるのもよいでしょう。そうすることで、余計なシワ付きを防ぐことができます。
●脱水の時間は短めでOK!
前述のように、しっかり脱水をかける過程で、ワイシャツには負担がかかってしまい、シワや型崩れにつながりやすくなります。
晴れた日に干すのであれば、脱水は水滴が滴らない程度に抑えましょう。他のものと一緒に洗濯する場合は、途中で取り出すといいでしょう。
「生乾きの状態でかけるのがベスト!」の項で詳しく紹介しますが、生乾きの状態でアイロンがけをしやすくなり、シワが伸びやすくなります。
●タテヨコにしっかり伸ばしてからハンガーに干す
ハンガーに掛ける前に、しっかりとシワを伸ばしましょう。その際、一方向だけだとワイシャツが伸びてしまうこともあるので、必ずタテヨコ両方向に伸ばしましょう。
●ハンガーは、ワイシャツの肩幅に合うものを選ぶ
ワイシャツの肩幅に合ったハンガーを選ぶことで、型崩れを防げます。
アイロンがけのコツ②:
アイロンがけのときに意識すること
いよいよ、アイロンをかける際のポイントです!
●生乾きの状態でかけるのがベスト!
パリパリに乾いてしまってからアイロンを当てても、シワは取れません。生乾きのタイミングがアイロンがけにはベストです。もし、乾かしすぎてしまったら、表面がまんべんなくぬれるくらいに、霧吹きで湿らせてからかけましょう。霧吹きをかける際は、ワイシャツから15~20㎝ほど離れたところから当てましょう。
また、近年はアイロンにスチーム機能がついているものがほとんどです。ウールなどにはちょうどいいのですが、ワイシャツのシワを伸ばすには弱いようです。ワイシャツは霧吹きでしっかりと湿らせましょう。
●アイロンの重心は、やや後ろに掛かるように持つ
アイロンがけで前後に動かす際、つい前方に重心を置きがちだと思います。しかし、前に重心を掛けると、ヘッドの部分でワイシャツがヨレてシワができやすくなってしまいます。重心は後ろに掛け、前は少し浮かせるように持ちましょう。
●必ず左手でワイシャツを整えながらアイロンをかける
右利きの方は、左手を使うのがミソです!アイロンを前後させるだけでは、ワイシャツがヨレてシワの原因に。アイロンの進行方向を左手で整えるようにしながらかけましょう。
●アイロンはじっくり当てて、動かしすぎない
アイロンはワイシャツの上で動かしすぎず、じっくりと当てながら進めましょう。
その際、無造作に動かすのではなく、左から右、右から左というように、面をワイシャツから離さずに、一筆で塗りつぶすように動かしましょう。
正しいアイロンのやり方で
ワイシャツのシワをゼロに!
アイロンを当てる前にラベルをチェックしよう
一口にワイシャツと言っても、素材などによってシワのできやすさやアイロンの適切な温度などが異なります。まずはしっかりと表示ラベルを確認しましょう。
・ワイシャツの表示ラベルをチェック!
多くのアイロンには、温度調節が3段階ほどでついていると思います。
一般的に、下記のように設定されています。
高:200度
中:160度
低:120度
綿素材のものは高温でも大丈夫なことが多いですが、ポリエステルやナイロンなど、化学繊維のものは注意が必要です。飾りがついているものは、当て布が必要な場合も。表示ラベルを見て、そのワイシャツに合った温度でアイロンがけをしましょう。
・当て布を活用しよう!
100円均一の当て布。メッシュのようになっている
当て布を使うと、布に当たるアイロンの温度が約10度下がるとされています。当て布は、ハンカチでも構いませんし、100円均一ショップでもアイロン用の当て布が販売されています。当て布表示があるものや、飾りのついているものなどは当て布をして、お気に入りの1着を大切に仕上げましょう。
アイロンをかける前にそろえよう!必要な道具
上手なアイロンがけのために、必要な道具をご紹介します!
・ワイシャツの肩幅に合ったハンガー
・アイロン
・アイロン台
・当て布(ハンカチでの代用もOK)
・霧吹き
シワひとつないパリッとしたワイシャツに仕上げるために、きちんとそろえたいですね。
正しいアイロンのかけ方・手順
ワイシャツのアイロンがけには、実は「この順でなければダメ!」という手順はありません。ここでは、簡単で、シワができにくい順番をご紹介します。コツは小さいパーツから大きいパーツにかけることです。ソデやエリなどの小さいパーツは、芯が入っていることが多いので、アイロンがけした後に動かしてもシワになりにくいからです。
<シワが付きにくいアイロンがけの手順>
①ソデ・カフス
②エリ
③右(左)前身ごろ
④背
⑤左(右)前身ごろ
まとめ
シワがつきやすいワイシャツをきれいにアイロンがけするには、アイロンがけのテクニックというよりも、お洗濯のタイミングでたたんでからネットに入れたり、しっかりと伸ばしてから干したり、といった下準備が手間を左右します。ぜひ参考にして、今日からのアイロンがけを楽にしましょう!
お話をうかがった方
白洋舍
クリーニング事業部
課長
谷村一美さん
http://www.hakuyosha.co.jp/