“酸っぱさ”に騙されないで!本当にビタミンCを摂れる食品は?

FOOD & GOURMET

2016.12.12
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コラーゲンの生成に欠かせないビタミンC

私たちの健康維持に欠かせない栄養素であるビタミン。種類はさまざまありますが、中でもビタミンCはお菓子やサプリメントなどにふくまれることも多い、耳慣れた名前です。美白や美肌、アンチエイジングについて効果があり、下記のような機能があると言われています。

・肌の老化を防ぐ
・シミの予防や改善
・肌にハリと弾力を与える
・ニキビ予防や治療に効果的
・毛穴を目立たなくさせる

これらの効果を引きおこす主な働きとして、コラーゲンの生成にはビタミンCが必要なことがあげられます。ご存知の通り、コラーゲンは美容効果が期待されている物質。ビタミンCの摂取が肌に良いと言われているのは、コラーゲンの生成につながるからなのです。

「ビタミンC≠酸っぱくて黄色い」柑橘類以外にも豊富なビタミンC

そんなビタミンCですが、他のさまざまな栄養素と同様に人間は体内で合成することができず、食物から摂取するしか方法がありません。ビタミンCを配合した食べ物や飲み物、サプリ・健康食品などの商品はコンビニやスーパーマーケット、薬局などでもよく見かけますよね。多くの人には、ビタミンCというと「酸っぱい」「黄色い」というイメージがあるかもしれませんが、実はビタミンC自体にはそこまでの酸味がありません。「ビタミンC=酸っぱい、黄色」のイメージはビタミンCを多く含む食品の代表例としてしばしばあげられるレモンの影響があるのかもしれませんね。

連想されがちな「ビタミンC=レモン」ですが、食品の中にはレモンよりもビタミンCを多く含むものはたくさんあります。代表的なものではピーマン、柿、キウイフルーツ、イチゴ、ブロッコリー、カリフラワーなど必ずしも「酸っぱい」ものとは限りません。

また、ビタミンCは加熱によって壊れやすいため、野菜や果物から摂取しようとするのであれば可能な限り火を通していない状態で食べるのがオススメです。

栄養素は、偏って摂るのも考えもの。ビタミンCも、過剰摂取した場合は下痢、頻尿、発疹を起こすと言われています。一日における摂取量は成人男子・女子ともに100mgが目安量。「肌に良さそうだから」とむやみに摂取するのではなく、全体的なバランスを考えて摂るようにしましょう。
※サプリなどを服用するときは薬剤師などの指導の上、適切な摂取を心がけましょう。

※参照:文部科学省『日本食品標準成分表』

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