きのこの種類と栄養・効能を紹介

BEAUTY & HEALTHY

2020.12.18
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きのこは色々なお料理に使えて、食物繊維が豊富で低カロリー!年間を通して価格の変動が少なく、家庭にも健康にも優しい食材です。
ぶなしめじ、えりんぎ、しいたけ、えのき等、きのこには数多くの種類があります。同じきのこ類でも、栄養成分には違いがあります。今回はきのこの“栄養”について紹介します。

きのこの栄養

きのこ類

一般的にきのこ類に多く含まれる「栄養成分」について紹介します。
きのこは約90%が水分であるため、非常に低カロリーで多くの栄養を含んでいます。


[ 食物繊維 ]
食後血糖値の上昇を抑える、コレステロールを体外に排出させる、便秘予防や整腸などの効果が期待できます。

[ ビタミンD ]
肝臓や腎臓で活性化されて、腸管からのカルシウムの吸収を促進します。骨の代謝には欠かすことができないビタミンです。

[ ビタミンB群 ]
ビタミンB1は糖質の代謝を促し、エネルギーを作り出す手助けをします。ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持に必要なビタミンです。

[ カリウム ]
正常な血圧を保つのに必要な栄養素です。高血圧の場合カリウムを多く含む食品を摂取することで体内のナトリウムを排出します。

きのこの種類別の栄養成分

きのこには意外にも多くの栄養成分が含まれています。先程紹介した栄養成分以外に、きのこの種類ごとに特徴のある栄養成分について紹介します。

ぶなしめじ

[ ぶなしめじ ]
二日酔いには、ぶなしめじ!
ビタミンB群、食物繊維、ビタミンDが豊富です。また、ぶなしめじには二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を助ける「オルニチン」が豊富に含まれています。
オルニチンというと「しじみ」に豊富なイメージがありますが、ぶなしめじにはしじみの倍以上のオルニチンが含まれているのです。お酒を飲みすぎてしまったときには、しめじのお味噌汁もオススメです。

[ まいたけ ]
冬の風邪予防・免疫向上には、まいたけ!
まいたけは、細菌やウイルスに対しての抵抗力を高め、免疫効果を高める「β-グルカン」を多く含むのが特徴です。β-グルカンとは、腸内の免疫細胞に働きかける食物繊維です。がんの抑制にも効果があるのではないかと近年研究が進められています。
特に冬は空気が乾燥し感染症が流行しやすいため、積極的に摂りたい食材です。

[ えりんぎ ]
食物繊維が豊富!ダイエットには、えりんぎ!
えりんぎは、きのこ類の中でもトップクラスに食物繊維を多く含んでいます。食物繊維は食後の血糖上昇抑制、コレステロール排出、便秘予防などに効果があります。また、えりんぎは形が大きく、コリコリと歯ごたえもあるため、満腹感も得られやすいきのこです。繊維に沿って縦に切ることで食感をより楽しめます。ダイエットにはぴったりのきのこです!

しいたけ

[ しいたけ ]
骨を丈夫にしたいなら、しいたけ!
しいたけには紫外線を浴びるとビタミンDに変化するエルゴステロールが含まれています。使う前に天日干しをすることで、ビタミンDを多く摂取することができます。ビタミンDは肝臓・腎臓で活性化し、腸管でのカルシウム吸収を促進させるはたらきがあります。

また、干ししいたけには旨味成分のひとつ「グアニル酸」が含まれています。かつお節や昆布などに含まれる”旨味”と掛け合わせることで、相乗効果でさらに旨味が増します。味噌汁や煮物など、かつお節や昆布のだしに+しいたけのだしも使うと、さらに美味しくなります。

きのこは低カロリーなだけでなく、栄養がたっぷりある食材です。得たい効果によって使い分けられると、より良いですね。

お話をうかがった方

メディカルフードサービス株式会社
管理栄養士
前島 由貴さん

東急ベル 健康管理職の宅配

 

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