ガンコな水あかを徹底解剖!原因と取り方・予防法

LIVING

2017.10.11
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気が付くと浴槽やシンクに水あかが溜まっていたという経験はありませんか。こまめにお掃除していても、次から次へとできてしまいますし、一度発生すると落とすのも大変です。まず水あかの正体を把握し、効果的に掃除することが必要です。

酸性洗剤で中和して落とす

一度発生するとなかなか落ちない水あか。その正体は、水のミネラル分です。ミネラル分にはカルシウムやマグネシウムが含まれており、水分が蒸発した後に固まって残ったものが水あかです。

汚れには、酸性とアルカリ性があります。それぞれに合わせて、中和することで汚れを落とすことができます。

ミネラル分の汚れは、アルカリ性。
アルカリ性の汚れは、中性に中和にして落とすのがすポイント。アルカリ性を中和するには、酸性の洗剤を使います。
市販の水あか取りの洗剤を使ってもOKですが、もっと手軽なものとして、お酢やクエン酸でも代用できます。

クエン酸は、ドラッグストアで手軽に手に入り、粉末を水に溶かすだけの簡単な手順で使えます。
また、食用の酢を水で薄めたものを使うのもおすすめで、キッチンなど食材を扱う場所の水あかのお掃除に最適です。
特に洗剤でアレルギーがある方は、これらを使うと安心です。

クエン酸や酢を使っても、時間が経過した水あかはなかなか落ちないことが多いです。そんなときは、吹き付けたあとにサランラップやキッチンペーパーをかぶせてしばらくおいてから洗い流してみましょう。

お出かけ前などに、洗剤をつけたキッチンペーパーを貼り、その上からさらに洗剤を吹き付けておき、帰宅してから落とすというのもいいかもしれません。

キズに注意!メラミンスポンジ

水あかを落とすのに、洗剤ではなく、メラミンスポンジを使用するのも選択肢のひとつです。軽い水あかなら、スポンジを水につけてこするだけできれいになります。水だけでは落ちないときには、スポンジに重層を付けてからこするのも効果的です。研磨力がアップして、ピカピカになります。

ただし、研磨剤は素材をけずってしまうので、キズの原因になります。キズが付けば、そこに汚れが入り込むので、以前より汚れやすくなる可能性もあります。その点を踏まえて使用しましょう。

水滴を取ってウロコやカビの予防

落とすのに手間と時間がかかる水あか。時間がたってせっけんカスが蓄積すれば、一層固いウロコとなってさらに取りにくくなってしまいます。できれば、発生するのを予防したいものです。

水あかを防ぐためには、壁面などについた水分を切るのがポイント。たとえばお風呂なら、お風呂上りに壁面や床、鏡などに付着した水滴をタオルで拭き取っておくのがおすすめ。「タオルがびしょびしょになってしまうのがイヤ!」という方は、水を切るためのスクイジーを購入するのもいいでしょう。安価なものなら、1000円程度で購入できる商品もあります。水を切れれば、カビを防ぐことにもつながります。

もし、ウロコになってしまった場合には、歯磨き粉を布やティッシュにつけてこすってみましょう。歯磨き粉にも研磨剤が含まれているので、一度できてしまうと、落とすのに手間がかかる水あか。意外に身近にあるもので落とすことができますが、まずは水を切るなど、予防しましょう。

[ お話を伺った方 ]

東急ベル キャスト
近藤 聖人さん

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