美肌やがん予防・ダイエット効果も期待できる!万能野菜「トマトのチカラ」
~その1 あらためて知る トマトの魅力~
FOOD & GOURMET
2017.08.02日本人が好きな野菜として、不動のNO.1を誇るトマトはリコピンやビタミン、ミネラル豊富で栄養たっぷりの万能野菜です。そんなトマトの魅力を改めてご紹介します。
うま味成分で、料理のおいしさUP!
トマトに含まれるうま味成分の一種がグルタミン酸。グルタミン酸といえば、昆布が有名ですが、同様のうま味がトマトにもあるのです。種の周りのゼリー部分に多く含まれるので、捨てずに全部使いましょう。
お肉のうまみ成分であるイノシン酸との相性も◎。一緒に食べるとさらにおいしくなります。
リコピン豊富な栄養優等生!
トマトは、リコピン、β-カロテン、ビタミンC、カリウム、ルチンなど豊富な栄養素を含んでいます。
なかでも、注目されているのは豊富に含まれているリコピン。有害な活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があり、がんなどの生活習慣病や動脈硬化などを予防する効果が期待されているのです。また、メラニン生成を抑える役割もあるので、美肌にもいいとされています。
また、血糖値を下げたり、中性脂肪の分解を助ける働きもあるので、ダイエット効果に期待ができるのです。
おいしいトマトの見分け方・保存法
皮にハリツヤがあり、ずっしりと重く、下の表面に放射状にすじが見えるものがいいといわれます。ヘタが乾燥していたり、黒ずんでいるものは収穫から時間がたっている証拠なので要注意です。
青みがあるものは、常温でおいておくと追熟します。完熟ものはすぐに冷蔵庫に入れるなど、涼しいところで保存します。
栽培は「子育て」のように難しい!?
おいしいトマトを栽培するのはたいへん難しいと言われています。長年、トマトの露地栽培にこだわり続ける横浜市の農家・金子晃さんによると、「トマトの栽培は子育てのようなもの。過保護でも厳しすぎても上手くいかないので、そのバランスが難しい」と話します。
6月のトマトは少し青臭く、7月は甘み・酸味がバランスよくおいしい時期。8月中頃以降は水分が少なくなりますが実が熟してきます。食べごろの7月に、ぜひ味わいたいですね。
金子晃さんの畑にて。太陽をいっぱい浴びて、すくすく育つトマト
その2では、トマトをもっとおいしく食べるレシピを紹介します。
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