脱水症は夏だけじゃない! 無自覚のまま進行するから「隠れ脱水症」はコワイ

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2017.04.13
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少しずつ日の出ている時間が延び、暖かくなってくる春。気候がおだやかで過ごしやすい季節と思われがちですが、実はこの時期は意外と脱水症になりやすいのはご存知でしょうか。脱水症といえば、汗を大量にかく夏に起こると思いがちなもの。春の脱水症は、いわば「かくれ脱水症」として、なかなか気付かず症状が悪化し熱中症などに悪化する可能性も。今回は、脱水症の原因や対策・ケアについてご紹介します。

水分は人体の調子を整えるのに必要不可欠なもの

一般的に成人の場合、人は1日1,500~2,500mlの水分を汗や尿などの形で排出していると言われています。水分の摂取と排出のバランスが崩れると、いわゆる『脱水症』。脱水症は喉の渇きや乾燥といった軽い症状から、めまいやけいれん、頭痛、最悪の場合は命の危険があるなど怖いもの。最近では、住宅の気密性の向上に伴い、屋内も乾燥気味。気づかないうちに脱水症に陥っている人が多くなっています。水分は、人体の調子を整えるのに必要不可欠なもの。特に、お年寄りや小さい子どもは脱水症になりやすいので注意が必要です。

脱水症を防ぐ給水ポイント 1.朝起きたとき 2.スポーツをするとき 3.入浴するとき 4.トイレにいったとき 5.就寝前

脱水症になると、体はどんどん乾燥していきます。喉の渇き意外にも、尿や唇、皮膚にも症状は現れるので上記のような症状が発生したら要注意です。

チェックしておきたい“隠れ脱水症”のポイント 1.尿の量が減って、色が濃くなった 2.尿の回数が減った 3.唇や口が乾く 4.口のなかがネバネバする 5.皮膚がカサつく

水分は、一度に多量に摂取すると体の中のバランスが崩れかえって体調不良になることも。水分を失う適切なタイミングで飲み物を飲むように心がけましょう。

春は知らず知らずのうちに汗をかく季節

春に「隠れ脱水症」が起きやすい理由は、その寒暖差。日中は暖かくとも、「夜はまだまだ冷えるから、厚着をして出かけよう」と洋服を選びがち。気づかないうちに意外と汗をかいています。また、水分補給も夏ほど意識的にしないため、結果的に脱水症になっていることが多いのです。脱水症を防ぐには、こまめな水分補給。『喉が渇いた』と思ったときには、体に水分が足りていません。

カフェインやアルコールには利尿作用があるので、それらを含まない飲み物を、季節問わず適切に飲むようにしましょう。さらに、部屋の乾燥を防ぐのも大切な脱水症対策。乾燥対策には加湿器が有効ですが、家の中で洗濯物を干したり、眠るときは寝室に濡れタオルをハンガーにかけて吊るす方法でも、部屋の湿度は上げられます。口呼吸も脱水症の原因の一つ。花粉症の鼻づまりに苦しんでいる人は、脱水症状にも気をつけましょう!

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