占い師に聞く、「注意すべき占い」とは?
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2017.06.23半信半疑になりながらも、つい気になって見てしまう「占い」。世の中にはたくさんの占いが存在しますが、どれを信じれば良いか迷う人もいるはず。20年近く占いの勉強を続け、“占い師”としても活動をしている河村渚さんにその疑問をぶつけてみました。
最初に占いに興味を持ち始めたのは小学生のときだという河村さん。それ以降、かなりの数の本を読んで独学で勉強し、“好きな人”ができると、相手の血液型 や星座を調べて相性をチェックしていたとか。同級生から恋愛相談を受けたことがきっかで他人に対して占いをするようになったそう。そんななか、約8年前に東京・赤坂のとある店で占い師と出会い、タロット占いを学ぶことに。その後、本格的に身に付けようと占いの学校に通い始め、同時期くらいに就いたカウンセリングの仕事のツールの一つとして取り入れることにしたそうです。
河村さんによれば、占いは大きく「朴術」(ぼくじゅつ)、「相術」、「命術」の3種類に分かれるそう。
朴術は、タロットカードやサイコロを使った占いがその代表例として挙げられ、導き出された結果は状況などによって変化していきます。3カ月先のことまでは占えるそうですが、そこから先は朴術のみで占うのは難しいとか。
相術は人相・手相占いなどがその例。朴術と比べて導き出された結果のその後の変化は小さいようです。
命術は生まれながらにして持っている血液型や星座などに基づいて行われる、いわゆる統計学による占いを指します。
占いは通常、この中から2〜3種類を組み合わせて行われるケースが一般的だそうで、河村さんはタロットと西洋占星術(星座)、血液型を組み合わせて行っています。
たとえば星座は、次の4つに分類されます。
- 「風」…双子座、天秤座、水瓶座
- 「火」…牡羊座、獅子座、射手座
- 「水」…魚座、蠍座、蟹座
- 「地」…牡牛座、山羊座、乙女座
「風」は、「風のように動く」ことが特徴で、新しいもの(こと)が好きで「優柔不断」や「八方美人」といった側面もあるそう。「火」は真っ直ぐで、エネルギッシュな人が多い反面、攻撃的で自我が強く、「水」は人への対応力があるため優しく温かい人が多いそうですが、人に依存してしまう傾向もあるとか。「地」は真面目で頑固なイメージがあるそう。
この中でいえば、「火」と「水」は相性はあまり良くなく、反対に「水」と「地」は相性が良いとか。また同じグループは相性が良いそうです。そのうえで、タロット占いや血液型占いを組み合わせて、その人の結果を導き出していくそうです。
こういった「占い」について、河村さんは次のように語ります。
「最近だと『おにぎり占い』といったものまであり、本当にさまざまありますが、基本的には悪い結果は気にせず、『良いことしか信じない』というスタンスが良いと思います。ただ、行動を制限するような占いはあまりおすすめしません」。
続けて、「たとえば『今日の占い』で『家から出ない方が良い』と結果が出たとします。あくまで結果論ですが、家から出なかったことで、チャンスは何も生まれません。良いことだけを信じて行動するのが一番です」と話します。
一方で、占いにおける“危険性”も教えてくれました。「一番危険なのは、ハマり過ぎてすべてをそのまま鵜呑みにしてしまうこと。本当にたくさんの数の占いがあるので、きりがありません」とのこと。
「とはいえ、占いは楽しいですよね」と語ってくれた河村さん。最後に「カウンセリングの一つとして『占い』を用いて、その人に寄り添ってアドバイスをしていきたい」と話してくれました。
占いは、ハマりすぎず「ほどほど」が一番なのかもしれませんね!
[話を伺った方]
河村 渚(かわむら・なぎさ)
結婚相談所「婚活スタジアム〜東風(kochi)〜」代表。これまで、教育や介護などの現場でカウンセラーとして活動を続ける一方、FM横浜でレポーターや、ミュージックバー経営、司会業など幅広い分野で活躍を見せます。
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