キッチンリノベでは、壁付けのキッチンを対面式のオープンなキッチンにしたい!というご要望が多数。リビングの方向を向いて家事を進められる対面式キッチンは、お子さんの様子を見守ることができる、窓からの景色を楽しめる…など魅力がいっぱいで、リノベでの打ち合わせではご希望として最初に出てくることも。 一方で、壁付けキッチンを希望される方が一定数いらっしゃるのも事実。「やっぱり壁付けキッチンがいい」と思う理由とは? 5つの事例とともに人気の理由をご紹介!
壁付けキッチンが人気な理由1
広いリビングスペースを確保しやすい
最初にご紹介するのは築17年のマンションリノベーションの事例。個室とになっていたキッチンをリビングダイニングに移動し、広々LDKを実現されました。
キッチンのあった場所は仕切りを一部撤去して、小上がりの和室に。キッチンの隣にあるので、お子さんがお昼寝をしている様子を見守れるのも嬉しいですね。
キッチンのすぐ後ろにはダイニングテーブルを配置。準備したものをくるっとターンするだけで、配膳できるのはとても便利です。食事の際にはキッチンスペースもダイニングの一部として使用できるので、ダイニング自体のスペースも広々。
壁付けキッチンが人気な理由2
広いキッチンカウンターを置ける
やっぱり、キッチンカウンターが欲しい!という方にはこちらの事例が参考になるかも。
お一人暮らしのお住まいです。洗練された海外のホテルのような住まいにしたいと、1LDK のマンションをワンルームの開放的な空間にリノベーションされました。
壁付けにしたキッチンの背面に造作カウンターを設置。 対面式キッチンだとコンロやシンクがあるため広いカウンターは難しいですが、壁付けキッチンの場合、背面にダイニングテーブルのような広さのカウンターを配置できます。カウンターの内側には調理器具や家電、ゴミ箱まですっきり収納。反対側はカウンターテーブルとして使えるようにしています。
壁付けキッチンが人気な理由3
変形間取りでも配置しやすい
次にご紹介するのは、LDK部分が三角形という変形間取りの戸建てのお住まいです。
壁に沿わせるようにキッチンを造作。建物のカタチにピッタリ収めています。角の部分も工夫して、無駄なく使いやすく収納できるように。
上部の吊戸棚は出し入れがスムーズになるよう、開けると収納かごが降りてくる仕組み。
細部まで考えられた造作キッチンです。
壁付けキッチンが人気な理由4
すっきり隠せて来客時も安心
壁付けキッチンに建具を付ければ、お客様がいらっしゃった際や使わないときには隠すことも。
こちらの建具は全て造作。チェッカーガラスでぬくもりあるデザインに。できるだけ自然素材を使いたいというご希望で、床はパイン無垢材、造作の家具と建具にはナラの無垢材を。壁も珪藻土左官にして自然素材が心地よいお住まいです。
壁付けキッチンが人気な理由5
集中して料理ができる
最後にご紹介するこちらのお住まい。 元々対面式のキッチンでしたが、リビング側に小窓が開いているだけで吊戸棚や壁に囲まれて独立していました。 キッチンを対面からあえて壁付けに向きを替え、周囲の壁は撤去してカウンターでリビングとつながるオープンキッチンに。
納付きのカウンターは収納する家電や食器に合わせて1から設計。キッチン廻りがすっきり片付きます。
キッチン→ダイニング→リビングと回遊できる動線もポイント。リビング・ダイニングの家族の気配を感じつつ、お料理に集中でき、配膳もスムーズと使い勝手の良いキッチンになりました。
対面キッチンか壁付けキッチンか…どちらにもメリットとデメリットがあります。夫婦ふたりでキッチンに立っても狭さを感じないキッチンがいい、子どもにお手伝いしてもらえるように広いカウンターが欲しい、リビングの様子を見守りながら料理がしたい…などそれぞれの暮らし方やかなえたい暮らしによっても変わってきます。「こんな暮らしがしたい!」をプロに相談してみましょう。
執筆者
株式会社スタイル工房