ハンドメイドで「自分らしさ」発見!10年後も生き生きと楽しむ座談会

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2018.08.07
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あなたは10年先の自分を、どんなふうにイメージしていますか。漠然とした不安を抱えながら、ただ毎日を過ごしている人がいる一方で、スポーツや旅行といった趣味・娯楽、ボランティアなどに取り組み、生き生きとしている方もいます。後者に欠かせないのは、「他者とのコミュニケーション」。一人では得られない刺激が、何かに挑戦するエネルギーに変わります。今回は、ハンドメイドで自分らしいライフスタイルを見つけ、生き生きと過ごされている3名の方に、趣味を見つけたことで感じる変化などについてうかがいました。

座談会に参加いただいた皆様

座談会に参加いただいた皆様

(左から)
林あゆみさん(50代)
新川智未さん(30代)
長井光代さん(60代)

「好き」に夢中になることで心が健康に

――皆さんがハンドメイドを始めたきっかけを教えてください。

長井 私が初めてビーズスキルの講座に通い始めたのは15年前。もともと趣味でビーズをやっていたのですが、色の組み合わせなど、ちゃんと勉強したいと思ったのがきっかけでした。当時は子育て真っ最中。
周りに悩みを相談できる人がいなかったので、孤独を感じがちでしたが、通っている方は同年代も多く、子育ての悩みや情報を共有でき、救われることも多かったです。

ハンドメイドで「自分らしさ」発見

 私もビーズはもともと趣味でやっており、ビーズショップで講師のお仕事をいただくこともありました。でもある時から、講師の仕事に応募する際に「資格をお持ちですか?」と聞かれることが増えてきて、「これからは自分のスキルを証明できるものがなければ」と感じたのがきっかけです。
その後、自分で教室を始めるようになったのですが、長井さんと同じように、当時私も子育て中でした。生徒さんの中には年上の方も多く、子育ての先輩がいたのは心強かったです。

新川 私がビーズの講座に通い始めたのは、仕事で体調を崩したのがきっかけです。ビーズは好きでしたが、仕事をしている間は離れてしまっていました。退職したのを機に、「次の仕事を探す前に、やりたいことを思いっきりやろう!」と思い、ビーズの教室に通うことにしました。
講師としての資格が取得できる認定講座にはほぼ毎日通い、朝から夕方までビーズアクセサリーを作っていました。とにかく楽しくて夢中になっていたので、退職したことによる不安などは忘れることができて、気持ちがリセットされたと思います。

仲間ができて悩みも共有

ハンドメイドで「自分らしさ」発見

――もともとは趣味で講座に通っていた皆さんですが、今では講師として活躍されています。資格を取るのに苦労されたんでしょうか。

新川 講師の資格を取得するには、決められた作品を作って提出しなければならないのですが、私はビーズが楽しくてしょうがなかったので、まったく苦痛には感じませんでした。むしろ、「ずっと作っていたい」と思ったほどです。

 自宅近くに教室があったので、毎日のように通って3カ月間で取得しました。私も時間を忘れて打ち込んでいたので、大変さよりも楽しさの方が強かったですね。
また、それまでは子育てのことで頭がいっぱいでしたが、自分の時間を持てたのはよかったのでは、と思います。

ハンドメイドで「自分らしさ」発見

――皆さんが講師を務めるお教室は、どのような雰囲気なのでしょうか。

 私の教室に通う生徒さんは、徐々に増えて現在50名。教室はいつも笑いが絶えない、憩いの場です。おしゃべりを楽しみに来る生徒さんも多くいらっしゃいます。
中には親御さんの介護で大変な思いをされている方もおり、「この時間だけは、本当に心が休まる」と言っていただけたのはうれしかったですね。また、病気で入院していた方で「ビーズがやりたいから、がんばってリハビリして退院できた」という女性もいて、病気を克服するモチベーションになっているんだと感じられました。

新川 講師と言っても、生徒さんとの距離が近いので、アットホームな雰囲気ですよね。生徒さんは、私にとって家族のような存在ですし、私の原動力です。この仕事をずっと続けていきたいと思えるのも、生徒さんたちがいてくださるおかげです。

長井 私の教室も、いつもにぎやかです。以前は子育てでしたが、今では介護の悩みを相談できる仲間がいる。大人になってから友人ができたことは本当に心強いです。

趣味が仕事に発展し、メリハリある生活

ハンドメイドで「自分らしさ」発見

――資格を取る前と後で、感じる変化はどのようなことでしょうか。

新川 講師になったことで、生徒さんの喜びがダイレクトに感じられるのは何よりもうれしいですし、「やっていてよかった」と強く感じる瞬間です。このことは、会社勤めでは経験できなかったことだと日々実感しています。

長井 生徒さんと関わったり、コンテストに出品したりすることで、社会とのつながりを感じられます。これは、一人で趣味としてやっているときには得られないものだと思います。

 講師を始めてから、講師としての時間、自分の時間、家族との時間と、生活にメリハリができたと思います。それに、生徒さんはさまざまな経験をした方がいらっしゃるので、いろいろなお話を聞けるのは講師だからこそだと感じています。

■

夢中になれることを見つけた皆さんからは、将来への不安などは全く感じられず、さらにいろいろなことにチャレンジしていく前向きな気持ちが伝わってきました。
生涯学習を推進・普及している楽習フォーラムでは全国で認定資格をもった講師が資格を取れるハンドメイド講座や趣味として楽しむ教室を紹介しています。
体験レッスンも随時開催していますので、お気軽にご参加ください。きっと「10年後も生き生きした自分」の入り口が見つかるはず!ぜひ、楽習フォーラムHPをご覧ください。

楽習フォーラム
http://www.gakusyu-forum.net/
フリーダイヤル:0120-560-187(平日10〜17時)

 

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