脂質を摂らなきゃ体に悪い! 肌乾燥にも役立つ意外な美肌食材3選

FOOD & GOURMET

2016.12.01
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悪者扱いされがちな脂質 減らせば減らすほど良い?

日ごろの献立を考えるときに、ついつい除外したくなってしまうもののひとつに脂質があります。脂は太る原因になるしコレステロールを増やすから体にも悪そう…。そう思って、肉の脂身をそぎ落としてから料理する人も多いのではないでしょうか。確かに、脂質にはコレステロールや脂肪を増やす働きがあり、摂りすぎはよくありません。悪者扱いされがちな脂質ですが、実は私たちの体の中では重要な働きをしています。

そもそも脂質とはタンパク質・炭水化物と並ぶ三大栄養素。健康を維持するためには必要不可欠な栄養です。三大栄養素のなかで最もカロリーが高く、細胞膜やホルモンの材料にもなります。そのため、脂質が不足すると顔に乾燥やシワが起こったりニキビや肌荒れなどの原因になることも。

「オイリー肌にならないように!」「ダイエットに!」と脂質を遠ざけて、カサカサ肌荒れしてしまっては本末転倒。いわば、脂質は私たちの体をみずみずしく保つために必要な栄養素なのです。とはいえ、脂質の摂りすぎは太りすぎの原因になるのも事実。ここでは、美容と健康におすすめの脂質が摂れる食べ物をお教えします。

アボカド、オリーブオイル

アボカドやオリーブオイルに含まれる脂質には血中の悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールは下げないという特徴があります。

サンマ、イワシ

サンマやイワシなどの青魚にはDHAやEPAといった血中の悪玉コレステロールを下げ、脳の細胞を活性化させる働きが期待されている脂質が多く含まれています。

なたね油、えごま油、亜麻仁油

アブラナ科のなたね油や、えごま、亜麻の油にもDHAやEPAは含まれています。日ごろ使う油をアブラナ科の植物油に切り替えるのもおススメです。

栄養は、摂取量に過不足があると体の調子を崩してしまうもの。脂質のように「食べなければ痩せる!」と一見すると避けたいものでも、体の中で大切な働きを担っていることもあります。どんな食べ物も、大切なのはバランスです。栄養を意識し、日々の食材を摂りたいものですね。

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