「ヘアケアマイスター」に聞く! 冬の頭皮ケア5つのポイント

BEAUTY & HEALTHY

2017.01.16
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空気の乾燥した冬から春は頭皮トラブルの季節

空気の乾燥した冬から春にかけては、ふけやかゆみなど頭皮のトラブルも起こりがち。そこで「ヘアケアマイスター」の資格を持つ、美容師の降幡洋さんに冬の頭皮ケアについてコツや対策をお聞きしました。

ヘアケアマイスター 降幡(ふりはた)洋(ひろし)さん
東京・大井町 美容室クレードル
TEL 03-3778-2501

汚れの大半はお湯のすすぎ洗いで落ちている!

寒い時期の頭皮トラブルの原因のひとつとして考えられるのが「洗いすぎ」。髪や頭皮を洗いすぎると水分と皮脂のバランスがくずれ、かゆみやふけの原因に。夜の入浴時に加え“朝シャン”をする人もいますが、髪を洗うのは1日1回で十分。実は、汚れの大半はシャンプー前のお湯のすすぎ洗いで落ちているのです。

髪を洗うときに気をつけたい5つのポイント

1.お湯でのぬらしとすすぎをしっかり

髪は洗う前にしっかりすすぎ。脂汚れ以外はほとんどがここで落ちてしまいます。頭皮の皮脂はにおいのもとにもなりますが、洗いすぎはふけの原因にも。冬から春にかけての洗髪は1 日1 回で十分。ただし、すすぎはしっかりと。

2.シャンプーは手のひらで泡立てて

シャンプーは頭皮に原液を直接つけず、手のひらでよくのばして泡立てましょう。そして、爪を立てず指の腹でまんべんなく洗います。シャンプーで洗うのは長くても5分以内。爪を伸ばしている人やネイルをしている人は、洗髪用のブラシを使うのもおススメです。

3.洗い残しに注意 えりあしや耳の後ろも!

えりあしや耳の後ろなどは洗い残しに注意したい部位。また、頭頂部は紫外線やほこりを浴びる場所なので、しっかりすすいでください。シャンプーやトリートメントの成分にこだわる人も多いですが、どんな成分であっても使用後はしっかりすすぐことが大切です。

4.トリートメントは必須

洗髪後のヘアケアには「リンス」、「コンディショナー」、「トリートメント」がありますが、リンスとコンディショナーは、主に髪の表面を保護してすべりを保ち、ぱさつきを防ぐもの。トリートメントは髪の内部に浸透して状態を整えるものです。特に冬はほこりや紫外線で髪が傷むので、自分の髪に合ったヘアケア用品を使いましょう。

5.ドライヤーは最後に“冷風”を

自然乾燥よりドライヤーを使った方が髪に良いのは有名ですが、ドライヤーは最後に冷風にするとより効果的です。冷風を当てることで髪のキューティクルがしまりつややかになるので、髪を乾かす仕上げは冷風を忘れずに。

「ヘアケアマイスター」とは
一般社団法人日本ヘアケマイスター協会が定めた、ヘアケア知識が豊富でお客さまの毛髪診断と処置・アドバイスが的確にできる美容師が持つ資格。

協力:日本ヘアケアマイスター協会、株式会社フジシン

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