金運アップカラー「黄色」には盲点があった!?

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2017.09.11
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「金運アップには西の方角に黄色いものを」とはよく言われますが、その考え方が、実はあなたの金運をダウンしているかも。金運に重要なのは「東南」。気の乱れを生みやすいペットボトルなどは置かないようにしましょう。

風水で常識とされてきた、「金運アップには西に黄色いものを置く」という考え方。実は金運に悪影響を及ぼしかねないようです。年間200件以上の鑑定実績をもつ人気風水師・保坂昌利さんが詳しく解説します。

風水では、インテリアの配置や邦楽ごとに最適なカラーやグッズを提案し、運気を上げるとされています。Dr.コパさんや李家幽竹さん、最近ではゲッターズ飯田さんなど、皆さんもよくご存じかと思います。中でも、最も有名なのは金運アップによく使われる「西に黄色」という方法ではないでしょうか。

しかし、従来の風水に加えて物の形にある波動を整えることで運気を改善させる「かたち風水」を実践する保坂さんによると、「実際は異なる」というのです。

「古代中国より受け継がれた自然哲学思想である五行説では、万物を木・火・土・金・水 の5種類で分類します。それぞれ方角と色が紐づいているのですが、実は『金』は『西と白色』が紐づいており、『黄色』は『金を生み出す』意味を持つ『土』に由来しているのです。それを根拠に『西=黄色』となったわけです。しかし、理屈的にはもっともらしく思われるようで実際は全く効果がない。それどころか西方位を悪くさせることに繋がっていきます」

実際、保坂さんが風水鑑定に伺ったお宅でこんな例がありました。

「何をやっても財運が上がらなかった家がありました。よくよく調べてみると、原因は黄色のカーテンだったのです。その後、赤、青、緑など様々な色を試しましたが、悪さをしていたのは黄色や金色のみでした。黄色は波長が強過ぎる色で、西の方位ばかりか、どの方位においても壊してしまうほど強力。風水で色や方位などを考える前に一番重要なのは全体のバランスが安定することです。黄色は波長が強過ぎるため、多用すると置いた方位のバランスを崩し、結果、東西南北どの方位の運気も落とす結果となります」

意外なことに効果が期待できないばかりか、悪い影響を及ぼしかねないという「西=黄色」。ではどうすれば金運を上げることができるのでしょう。

「そもそも西という方位は、遊びのお金を意味して蓄財には向かない“あぶく銭”を意味しています。それよりも重要となる方位は『東南』。人との交流や縁を結ぶという意味がありとても重要な方位です。お金は、人と交流して人によって生み出させるものですから。金運アップの鍵は東南にあるので、気の乱れを発生させる水のペットボトル、ペットのトイレといったものは運気を下げるものなので、東南の気の流れがスムーズに働くよう、なるべく置かずにスッキリとさせましょう」

これまで金運アップ法として語られてきた方法が覆りましたが、もう一つ従来の風水とは異なる考え方があると保坂さんは指摘します。

「風水は開運グッズを飾ることで運気アップが語られがちです。私の鑑定では、グッズをプラスするのではなく、悪いモノを取り除けば自然に運気が上るという考え方に基づいています。どの方位でも変なものを置かなければ、自然と良くなっていくのです。気の流れをよくしてあげることこそが重要です」

“風水の定説”ともいえるほど世間に浸透している「西に黄色」。ご自宅を改めて見直してみてはいかがでしょうか。

保坂昌利(ほさか・まさとし)/
風水師・占術実践研究家

2006年から本格的に風水鑑定を開始。さまざまな風水技法や気感・霊感を用いて、個人・法人を問わず国内外で風水鑑定を行い、その実績は年間200件以上。そのかたわら、占術家を目指す人々へのセミナーを多数実施。運営するサイト「風水コンサルティング」(http://fusui-kantei.com/)は、「従来の風水より論理的」と好評で、月15万人以上訪れるほど人気がある。

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