衣替え収納術3つ!コートや冬物の収納方法や衣替えの時期について

LIVING

2019.01.08
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冬物から春物への衣替え、行う時期や収納する場所に困ると、面倒くさくなって後回しにしてしまうこと多いですよね。後で慌てて服をまとめて、結局収納はぐちゃぐちゃ…。そんなことにはならないよう衣替えの適切な時期や収納方法をご紹介します。

春は衣替えの時期!
衣替えに適した気温の見極め方とは

衣替えに適した気温の見極め方とは

衣替えをしようと思っても、気温が高い日や雨の日などに行うと、ニオイや湿気も一緒にしまい込んでしまうことになってしまいます。
晴れている日に行った方が、湿気をクローゼットに持ち込まなくて済むので、雨の日や湿度の高い日は避け、晴れの日を選ぶようにしましょう。

衣替えの収納がラクになる3つのコツ!
山積みの服もスッキリ解決!

まずは不必要な服を選別

衣替えは自分がどんな服を持っているか再確認するチャンスでもあります。クローゼットに適度な空間ができると風通しもよくなるので、衣類の清潔な保管にもつながります。自分の衣類は、把握できる分量を持つことがポイント。日ごろから「あれがない」「これが見つからない」ということが多い方は、管理できる範囲内にとどめると、こうした事態も減るはずです。
しばらく着ないけれど捨てられない衣類が入り切らない場合は、クリーニング店などの保管サービスを利用する手もアリ。保管に適した環境で、大切な衣類を預かってくれます。

収納は見やすさを重視する

収納は見やすさを重視する

きれいにたたんで収納しても、「やっぱりあのセーターが着たい」「あのブラウスどこだっけ」と、探しているうちにぐちゃぐちゃに…なんて経験あるのでは? きっちりしまい込む前に、どのケース、どの場所にどの衣類をしまうかを分類することが大切です。
特に、収納ケースは、外から中身が見えやすい透明の物がおすすめ。奥の方にしまった物を探すために、手前の物を引っ張り出さなくて済みます。

[ ラべリングする ]

肌着やタイツ類など、こまごましたものは、収納ケースの中に仕切り板を設けるなどすると、取り出しやすくなります。特に引き出しタイプでは、見たときに入っている物が一目で分かるようにしておくことが収納のコツです。
引き出しの表面に、入っているものを記載したラべルシールを貼っておくのもおすすめ。貼ってはがせるマスキングテープを活用すると便利です。

[ 道具は同じメーカーの物を使う ]

収納ケースを同じシリーズでそろえて組み合わせると、大きさの差異がなくなって無駄な空間ができずに済みます。ハンガーも同じメーカーの同じ商品にして、デザインを統一しておくと、スッキリ感がアップします。

たたみ方、しまい方テクニック

たたみ方、しまい方も、詰め過ぎず風通しを考慮しながら、見やすさを重視して行いましょう。

セーターなどのニット類は、ハンガーに掛けると肩の部分が伸びてしまい、元に戻らないなんてことも。肩の部分にストッパーが付いているものもありますが、来シーズンまで耐えられるわけではありません。たたんで収納しましょう。

シワになりやすいシャツやブラウス類は、ハンガーにかけてもOKですが、きれいにたたんで収納するのもいいでしょう。ただし、詰め込み過ぎや、重ね過ぎはシワの原因になるので、注意が必要です。

この3つのコツを実践すると、次のシーズンの衣替えもラクチン。どこに何が入っているかが一目で把握できるように収納できていると、急きょ取り出したいときにも全体が崩れなくて済みます。

衣替えの味方になる便利グッズをご紹介!
【持っていないと損】

衣類を来シーズンまで取り出さないと考えると、虫やカビから守る対策を取る必要があります。取り出したときにガッカリしないためにも、便利グッズを紹介します。

・乾燥剤、除湿剤、防虫剤

湿度が低い状態に保つことが、衣類を清潔に保つことにつながります。クローゼットの中は風が通りにくいため、乾燥剤や除湿剤を入れるのがいいでしょう。
虫は冬物衣類に多いウール(毛)を好んで食べます。また、毛でなくても皮脂や食べこぼしは虫のエサなので、一度でも着たら、クリーニングして収納するのはもちろんですが、防虫剤も備えておきましょう。

・不織布カバー

不織布カバー

クリーニングから戻ってきた衣類を、ビニールカバーが付いたまま保管してしまっていませんか。ビニールカバーは、あくまでほこりよけとしてクリーニング店が付けているもの。保管用ではないので、掛けっ放しで収納することは通気性を妨げるためNGです。ビニールカバーは必ず外し、不織布カバーに付け替えましょう。
不織布カバーは、ほこりよけになる上に、通気性も備えており、さらに多少の紫外線もさえぎります。太陽光が当たらない場所に保管していても、室内の照明で焼けてしまうこともあるので、できるだけ不織布カバーを掛けることをお勧めします。

入っている衣類が分かるように窓が付いているカバーもあるので、わざわざめくって確認する手間が省け、便利です。

春の衣替えの落とし穴…注意すべきこと5つ

・冬物の「しまい洗い」のリミットはGWまで

高温多湿になると、虫の活動が活発になります。食べこぼしや皮脂など、虫が好むエサがついたまま収納するのは危険。また、汗は変色の原因にもなります。着終わったらできるだけすぐに洗濯するのがベストですが、冬物であれば、暑くなるゴールデンウィーク前くらいまでには、洗濯を済ませておきましょう。

・かぶり物は襟まわりに注意!

かぶりものは、襟周りにお化粧が付きがち。化粧品は油分を含んでいることが多いため、時間がたつと落ちなくなってしまうことも。襟周りのほか、袖周りにも注意して、汚れをしっかり落としてからしまいましょう。

・トレンチコートは「中間洗い」で汚れを軽減

トレンチコートは「中間洗い」で汚れを軽減

秋口から春に掛けて、着用期間の長いトレンチコート。襟や袖に付いて時間がたった汚れは、しみ抜きをしても取れないこともあります。特に、ベージュ系の淡い色合いだと、汚れが目立ちやすいです。秋口から着たら、一度お正月にクリーニングする「中間洗い」を行うと、シーズンが終わったときの汚れが軽くて済むことも。真冬の着ない期間に一度点検して、少しでも汚れが気になったらクリーニングしておきましょう。

・ハンガーは厚みのあるものに掛け替えて型崩れ防止

針金ハンガーのような薄いハンガーよりも、肩の部分に厚みがあるハンガーの方が、衣類が型崩れしにくくなります。特にスーツなどは、購入時についてきた厚めのハンガーに掛け替えるといいでしょう。

・ビニールカバーは必ず外す

前述したように、ビニールカバーは外して保管します。ほこりよけにカバーを掛けるのであれば、不織布カバーに取り替えましょう。通気性を確保し、紫外線からも守ります。

春の衣替えは「時期」と
「収納のコツ」が分かればスムーズ!

冬物はかさばるし、クリーニングに出さないとならない物も多くなりがちなため、面倒に感じる方も多い春の衣替え。でも、やっておくとクローゼットもスッキリして気持ちいいし、服を取り出すのが楽になります。時期と収納に気を付けて、来シーズンを気持ちよく迎えましょう。

お話をうかがった方

髙橋行正さん

白洋舍
クリーニング事業部 係長
髙橋行正さん

http://www.hakuyosha.co.jp/

 

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