主婦からの人気高まる フラワーデザイン〜オリジナルのブーケを作れる技術も身に付く〜

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2017.09.11
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大切な人に贈り物をするとき、自分でオリジナルブーケやコサージュが作れたらすてきですね。趣味だけでなく実用にも応用できる、花の知識や技術を学べる場を提供しているのが公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(略称:NFD)です。花のパワーを取り入れて、毎日の生活の質を上げてみませんか。

部屋に一輪あるだけで、その場の雰囲気を明るくする花。生花や造花、プリザーブドフラワーなどを使った造形活動の普及に努めているのが公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(東京都港区)です。花に関する基本知識や、扱い方などについて習得できる検定試験や、講座なども実施しています。資格を取得すれば、自宅でフラワーデザインの教室を開講することもできます。

趣味の利用者が7割
資格取得で講師への道も

フラワーデザインとは、生花か造花であるかを問わず、花を用いた造形活動全般を意味します。ブーケを作ることからプリザーブドフラワーまで、幅広く含まれます。
 もともとは西洋から入ってきた概念で、その歴史は文明開化の時期、1800年頃までさかのぼるという説もあります。同協会は、フラワーデザインの普及を目的として設立され、今年で50年になります。

近年、主婦の方からの人気が高まっているというのが、フラワーデザイナーの資格です。有資格者には、生花店に従事する方やブライダル関係者など、職業で花に携わる方も含まれますが、実は約8割は一般の方だそうです。
同協会の担当者は「子育てがひと段落して、時間とお金に余裕ができたタイミングで、資格取得を目指す主婦の方が増えています。生活に花を取り入れ、生き生きとされています」と話します。

お花が好きで、部屋に飾ることなどで生活をより豊かにしたいなど、有資格者の方々はそれぞれ花のある生活を楽しんでいるようです。資格を取得してから、同協会でフラワーデザインの講師になる方もいらっしゃいます。
知識や技術が身に付くことで、自分でアレンジした作品を友人や家族に贈れるようになることも魅力の一つ。オリジナルでアレンジしたブーケはとても喜ばれますし、娘さんの結婚式に贈ったという方もいらっしゃるようです。

3級取得で基本をマスター
全国約370の公認校で展開

ただ、花の資格というと、「難しそう」「高いのではないか」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
資格には3級、2級、1級とありますが、3級は半年くらいの期間で習得できます。3級でも、取得すれば基本的なブーケを作ったり、アレンジメントができるようになります。

レッスンは、講師に認定された有資格者が全国にある約370の公認校で開催しています。料金は各スクールにもよりますが、月々1万円程度から始められ、それとは別にお花代が必要です。
資格検定試験のほか、ウエディングブーケやプリザーブドフラワーなどの基礎知識や技術が学べるディプロマ(修了証)コースも設けているので、まずはこちらから始めるのもいいかもしれません。

花がより身近なものになれば、お花屋さんで一輪選ぶにも、世界が広がるのではないでしょうか。

日本フラワーデザイナー協会
www.nfd.or.jp

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