開封から半年が消費期限!?
「使いきれないアロマ」をなくす アロマの活用方法お教えします!

BEAUTY & HEALTHY

2017.04.20
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天然由来100%“精油”の効果をフルに発揮するために

生活雑貨のお店やドラッグストアで見かけるだけでなく、最近では専門店も増えすっかり私たちの身近な存在になったアロマオイル。なかでも、天然100%の精油(エッセンシャルオイル)は香りを楽しむ以外にもリラックスや鎮静、殺菌などさまざまな効果があります。精油は、防腐剤などが入っていないため、時間とともに劣化が進むもの「種類にもよりますが、精油は開封から半年~1年程度で使い切るようにしましょう」と語るのは、アロマ調香デザイナーの齋藤さんです。

アロマの持つさまざまな効果はコチラ

アロマ調香デザイナー
齋藤 智子さん

アロマの利用シーンを増やしてその魅力にどっぷり浸かる

一般的に、お店などで扱っているアロマオイルの瓶は少ないもので3ml程度。精油1滴がおおよそ0.05mlと言われているので約60滴は使える計算になります。毎日香りを楽しむなどしていればすぐになくなってしまう量ですが、アロマは魅力を知れば知るほど種類を揃えたくなるもの。気づいたときにはついつい消費期限を過ぎてしまうなんてケースも。「そんな時に役立つのが、“嗅ぐ”以外のアロマの利用方法。マッサージや入浴などアロマの利用シーンを増やせばアロマの消費期限切れも防げるのではないでしょうか」

① マッサージオイルと組み合わせて

マッサージオイルにアロマを組み合わせると、皮膚からもアロマの有効成分を取り入れることができます。使用量の目安は、マッサージオイル大さじ1に対し、アロマオイル1~2滴。「好きな香りでリラックス効果を高めるのも良いですし、ジェニパーベリーやサイプレスといったアロマにはむくみを取る効果があるのでオススメです

② アロマを使ったハンドバス・フットバス

入浴剤の代わりにアロマオイルを使う人もいますが、精油はお湯と分離するため皮膚に直接オイルが触れ刺激を感じることも。「刺激が気になる場合は、フットバスやハンドバスでアロマを楽しんでみては?43℃くらいの熱めのお湯に15〜20分ほど手や足を浸せば、体がじんわりと温まりますよ」。適量は、ハンドバスなどはタライに2滴ほど。一般的なお風呂200リットルに対し精油は5〜6滴ほどです。
※アロマは種類によっては肌荒れの原因にもなるので少しずつ試すようにしましょう

③ 虫よけ効果のあるアロマも

アロマの中には虫よけ効果のあるものも。「代表的なものにはシトロネラやレモングラス、ラベンダーやティーツリーなど。化粧水などをいれるスプレーボトルに、水100ml、精油20滴を目安に試してみてください。小さなお子さんがいらっしゃる場合は半分の精油の量にしてみて」。虫よけスプレーのニオイを嫌がるお子様も、アロマの香りのスプレーなら大丈夫かもしれませんね。また、市販の虫除けスプレーに入っているディートという殺虫成分が入っていないため安心して使うことができます。こまめにつけるほか、作ったアロマ入りの水は2週間程度で使い切るようにしましょう。

精油の使い方は、香りそのものを楽しむ以外にもさまざま。いろいろな使い方を試してみて、あなたのライフスタイルにあったアロマ活用方法を見つけてみませんか?

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